Ear・Nose・Throat・Mouth耳・鼻・喉・口の病気

Ear Disease耳の病気

耳垢

耳垢は自然に外側に移動して出ていきますので、耳掃除は1か月に1~2回程度、清潔な綿棒で掃除するとよいでしょう。
毎日耳掃除をしたり、奥まで触ってしまうと、外耳道や鼓膜を傷つけてしまう恐れがあります。
お子さんや自分で掃除が難しい方、耳垢がつまって気になる方は、無理をせず来院されてください。

外耳炎

外耳に炎症が起きることをいいます。原因として、耳の触りすぎやプールなどが考えられています。

症状

・耳の痒み・痛み
・耳たぶを引っ張ると痛みが強くなる
・耳だれ

・耳閉感
・難聴

治療

・耳洗浄、消毒
・軟膏の塗布
・点耳薬
ひどい場合は、抗菌薬や鎮痛薬の内服・点滴

急性中耳炎

中耳に細菌やウイルスが感染し、急性の炎症を起こす中耳炎です。
風邪をひいた時に、細菌がのど・鼻→耳管(耳と鼻をつなぐ管)→中耳と入り感染を起こします。

症状

・発熱
・耳痛
・耳だれ

・不機嫌
・あおばな
・耳を触る

治療

・原因の鼻の治療(内服、点鼻、ネブライザー)
・抗菌薬の内服、点耳
・鎮痛薬、解熱薬の内服
ひどい場合は、鼓膜切開・点滴

滲出性中耳炎

中耳に滲出液がたまる中耳炎です。
お子さんはアレルギー性鼻炎・副鼻腔炎・アデノイド増殖症などが原因で起こることが多いです。

症状

・難聴
・耳閉感(膜をはったような感じ、圧迫感)
・急性中耳炎と異なり耳痛はほとんどない

治療

・原因の鼻の治療(内服、点鼻、ネブライザー)
・鼻から空気を入れる通気療法、オトベント
長びく場合は、鼓膜切開、鼓膜チューブ留置

突発性難聴

原因不明の突然の難聴で、めまい症状を伴うこともあります。
風邪などのウイルス感染やストレスも誘因になると考えられています。

症状

・突然の難聴、耳閉感(膜をはったような感じ、圧迫感)、耳鳴り
・めまいを伴うこともある

検査

・聴力検査

治療

・ステロイド、循環改善薬、ビタミンB12の内服
治りが悪い場合はステロイド・PGE1(プロスタグランジンE1:血管拡張作用あり)の点滴
※発症から2週間以内に治療を開始しないと改善しない可能性が高くなりますので、早めの受診をしましょう。

Nose Disease鼻の病気

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎の低年齢化が進み、また、人口の半数近くの方が罹患しているといわれています。
季節性(スギ、ヒノキなどの花粉)、通年性(ハウスダスト、ダニなど)があります。

症状

・くしゃみ、透明な鼻水、鼻づまり
・目の痒み

検査

・血液検査(アレルギー項目のチェック:スギ、ヒノキ、ダニ、ハウスダストなど)

治療

・アレルギー薬の内服、点鼻薬、ネブライザー
・舌下免疫療法
・レーザー治療

副鼻腔炎

風邪のウイルスや細菌などにより、副鼻腔に炎症が起こることをいいます。 ①急性副鼻腔炎 風邪をひいた後に副鼻腔にウイルスや細菌感染がおこり、急性炎症症状が起こります。 通常1~2週間で治ります。 ②慢性副鼻腔炎 急性副鼻腔炎の症状が長引いたり、繰り返すことにより、慢性化して起こります。

症状

・あおばな
・後鼻漏(鼻水がのどに流れる)
・鼻づまり

・頭重感(頬・目の奥・眉間の痛み)
・嗅覚障害
・悪臭

検査

・レントゲン検査

治療

・ネブライザー
・抗菌薬(急性:1~2週間、慢性:3ヵ月程度)、去痰薬、アレルギー薬などの内服
・ひどい場合は、点滴・上顎洞穿刺洗浄
外来での治療で効果がないような場合は手術をおすすめしています。

鼻出血

子どもの原因は、鼻水がでていたり、アレルギーによるかゆみで鼻を触りすぎたことによるものが多いです。鼻血が出てかさぶたになって、それが気になって触って鼻血が出るというのを繰り返してしまいます。
大人は、高血圧や血液が固まりにくくする薬を内服していることが原因のこともあります。

注意点

①まず、上を向かず、軽く下を向き座ります。(血液を飲み込まないため。飲み込むと、後で気分不良になります)
②鼻翼(鼻の入口で柔らかい場所)をつまんで、10分間圧迫します。
※口に鼻血が流れてきても飲み込まず、吐き出しましょう。
※長時間出血したり、何度も出血する場合は、耳鼻科を受診しましょう。

治療

・アレルギー薬・止血剤などの内服
・電気焼灼
・ガーゼによる圧迫止血

Pharynx Disease咽頭の病気

急性扁桃炎

症状

・咽頭痛・嚥下時痛(飲み込んだ時の痛み)
・発熱

検査

・溶連菌検査
・血液検査(炎症の重症度をチェック)

治療

・抗菌薬の内服
・鎮痛、解熱薬の内服
・ネブライザー
・ひどい場合は、点滴

声帯結節・ポリープ

声の使いすぎにより、声帯にマメのような隆起ができます。
声をよく使う仕事の人(学校や幼稚園の先生、歌手など)に多く出現します。

症状

・声のかすれ

検査

・ファイバー検査

治療

・ネブライザー
・自宅での吸入
・まずはのどの安静(声をあまり大きく強く出さないように)
治らなければ、手術も検討

咽喉頭異常感症

咽頭喉頭に異常な感じを訴える症候群です。
検査を行い、咽喉頭酸逆流症、喉頭アレルギー、咽頭・喉頭癌などの腫瘍性病変、鼻炎、乾燥などの原因を特定することができる場合と、できない場合があります。

症状

・のどのつまり感
・飲み込みづらさ

検査

・ファイバー検査

治療

原因に応じて適切な治療が必要

Accessアクセス

熊本東耳鼻咽喉科クリニック

〒862-0920 熊本県熊本市東区月出5-4-8

  • 096-367-8688
  • 096-367-8682
9:00〜12:30
14:30〜18:00 ×

※土曜日の診療は9:00~14:00です。
休診: 土曜日(午後) / 日曜日 / 祝日